プログラマーとして独立すると、今まで職場が行ってくれていた業務を自分で行わなければなりません。その1つが契約書の作成で、それが面倒だからと省いてしまうと、クライアントから報酬を支払ってもらえない場合があります。中には、フリーランスだからと、最初から払う気がないIT企業もゼロではないのです。
そのような事態を避けるためには、支払い方法を工夫しておくと良いでしょう。例えば、前金をもらうようにする、ある程度の区切りがついた時点で支払いをしてもらうなどです。長期の仕事なら、毎月決まった日に分割して払ってもらうのも良い方法でしょう。
また、独立した人にありがちなのが、自分の技術に酔ってしまうことです。どんなに良いプログラミングを開発できたとしても、需要がなければ稼ぐことは簡単ではありません。そのため、独立する前はもちろん、その後も世間ではどんな技術が求められているのかを常に調べることが大切です。マーケティングは、主観が入ると都合の良いものだけしか見えない場合もあります。それでは正確な結果を得られないため、専門家に任せることも考慮しておくと失敗を減らせるでしょう。
少ない資金からスタートすると、どうしてもできるだけ早く投資した資金を回収したくなるものです。しかし、画期的なプログラミングというものは、世間に認知してもらうのに時間がかかることも少なくありません。じっくりと腰を据えて取り組む忍耐力も必要です。